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君のために
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「3年に転入生が来たんだって〜」
昼休み、間延びした声で、ハルヒが言う。
というか何故ここにいる。お前は違うクラスだろ。
「かいちょーと同じクラスだってよ?どうする、シンちゃん」
「なに?」
「....そこは反応するのね...。俺悲しい」
ハルヒが何か言っているがそんな事はどうでもいい。
シュウさんと同じクラスという事は、警戒しなければいけない。
またヘラヘラと距離が近いやつかも知れないし、もしかしたら陰気な奴でシュウさんに一目惚れして、毎晩頭の中であんな事やこんな事をシュウさんにする奴かもしれない。
「いや、それしてんのシンちゃんでしょ」
「........口に出てたか?」
「もうバッチリ」
「......」
「いや黙らないでよ。ガチ感凄すぎて怖いから」
「ガチだが?」
「......」
「黙るなよ」
とりあえず、ハルヒの口に食べかけだったサンドイッチを詰め込んだ。
「偵察に行くぞ」
「ふぁーい」
「よく噛んで飲み込んでから返事しなさい」
「ふぁってひんひゃんはいれはんれひょ?」
「全くわからん」
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