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死にたがりな俺とカウンセラーな君4
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起きたら、そこは保健室だった…。
…なんだ。さっきのは夢か…。
でも…、なんか…兄ちゃんの名前、思い出しそうな…。
香坂…香坂、なんだけ…?
やばい…思い出せない。思い出そうとすると頭痛が…ウッ!!!
ア「レトやん…!!大丈夫?急に倒れてびっくりしたんだけど…。倒れた後もうなされてたし…。」
あぁ、そうだったんや…。俺…。
…でも、アブ先生…、誰かに似てるような…。
バンッ!!「香坂!!大丈夫か!?」
急にドアが開いたと思ったら清川先生が居た…。
レ「大丈夫ですよ…。心配してくれてありがとうございます…。」
キ「どうした…?香坂、なんか様子が変だぞ…?」
レ「いえ、大丈夫ですy…ウッ!!」
キ「お、おい!!大丈夫か!?」
ア「レトやん大丈夫!?」
何これ…頭ん中に兄ちゃんの顔が…。
『レトルト大丈夫!?』
『レトルトのためなら俺…なんだってするよ…。』
『はい…、これ…!!』
「何や…?これ…。」
『それはねー!!ネックレスって言うんだよ!カニのネックレスと猫のネックレス!!!ほら、お揃い!!これで俺とレトさん、離れ離れになってもどこでも一緒だよっ!!』
「!!…ありがとうっ!!にーちゃんっ!!!」
『レトルトが大きくなったら俺、レトルトの事、友達みたくレトやんって呼ぶから…!!』
あ…、そうか。全部…、全部思い出した…。
レ「アブ先生…、アブ先生って…俺と…。」
ア「…?どうしたの?レトやん。」
レ「アブ先生って俺と…兄弟…ですよね…。」
ア「え、急にどうしたの?レトやん。そんなわけ無いじゃん。名字も違うのに。」
レ「とぼけないで、兄ちゃん。兄ちゃんのその名字、偽名なのもすぐ分かる…。なんでそこまでして…!!」
ア「…ごめん。清川先生、今は、俺とレトやん二人にしてくれないかな…?」
キ「わ、分かりました…」
ガラガラッバタンッ
ア「レトやん…、なんでそう思ったの…?」
レ「思い出したんや…。過去の事、全部…!!」
ア「…。そうだよ。俺は…、レトやん、君の兄だよ…。」
レ「!?やっぱり…!!なぁ、なんでそこまでして隠そうとしたんや…?、なんで名字を偽名なんか使ってんのや?なんであん時…生きとったん…?だってあの時、死体は3つあったはず…!!」
ア「っ…。」
レ「なぁ、答えてよ…!!兄ちゃんっ!!!」
ア「確かに俺はレトやんの兄…でも…、違うんだ…それは、、、」
レ「何が違うんや…!!兄ちゃんは兄ちゃんだろ…!!」
ア「…ごめん。レトやん…。」
レ「何が…何がごめんなのや…!!」
そう言い、俺は泣きそうになってる顔を、両手でおいかぶして隠した…。
その瞬間、首にぶら下げていたカニのネックレスが揺れた…。
俺は、上ノ内先生に二人にさせてくれと言われた後、保健室からでて、カウンセリング室で空いてる椅子に座り、机に肘を置いて、両手で顔を隠して居た…。
「ごめんな…レトさん…。俺…やっぱり駄目だなっ…。」
俺はそう言い、一人で泣いていた…。
そんな中、俺の首から猫のネックレスが揺れた…。
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