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モテ王子レトルト5
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キヨ君に手を引っ張られ連れて来られたのは校内にある階段の下にある倉庫前。
キヨ「なんか…ごめんな。」
レト「え、な、なにが…?」
キヨ「いやだっただろ…?俺とキスした事…。」
レト「…っ!!ぜ、全然!!大丈夫だよ。」
キヨ「ほ、本当…?」
レト「うん…!!逆に、あの時あういう事言ってくれてありがとな!!」
キヨ「…!!あぁ!!じゃあ、また後でなっ!!」
レト「おうっ!!また後で!!」
そう言うと、おれとキヨ君はお互い自分のクラスヘと向かった。
っていうか、さっき「また後で」って言ったよな…ま、また後で!?
ていう事は、また会うって言う事やよな…。
そう思うと顔から火が出る程真っ赤になる。
…なんでやろ。なんで俺こんなに顔真っ赤なんやろ…。まぁ良いか。早く教室に入らないければ。
教室に入ると、親友のうっしーはもう教室におり、俺が自分の席に座ると、うっしーが俺の机に近づいて来た。
牛沢「よぉ。掲示板のやつ、見たぜ。」
レト「掲示板の何を見たんや…。」
牛沢「ここまで言えば分かるだろ。レトルトとキヨにキスのやつだよ。」
レト「ふーん…うっしーも見たんだ…。」
牛沢「めっちゃ落ち込んでるじゃんwwwまぁあれだけの騒ぎになったもんな。そりゃあ俺だって落ち込むわ。」
レト「…あれ事故だもん…。」
牛沢「あぁ。お前の事だからそういう事だと思ったよ。だって会って一日しかたって無いのに両思いって…。」
ガラッ
先生「HR始めるぞー。」
タイミングの悪い所で先生が来て、うっしーは自分の席に戻ってった。
授業が終わり、やっとお昼休みになった頃、急にテニス部の後輩が来た。
こいつは、確か「桜井P-P」。変な名前しとるけど、一様、「爽やか系男子第1位」に選ばれているんや。
P-P「先輩!!話あるんで、ちょっと良いですか?」
レト「あぁ。なんや??」
P-P「ここじゃあ、あれなんで、場所変えましょうかっ!!」
場所を移す程の話って、どんな話なんだろ…??
そんな事を思いながら来たのは、誰も居ない中庭。
P-P「んで!!本題に入りますけど…」
レト「…?なんや?」
P-P「先輩、牛沢先輩と仲良いですよね?」
レト「んー。まぁ。幼なじみだし、親友でもあるしなぁ。」
P-P「…。どしよ。僕、牛沢先輩の事…好きになっちゃったみたいなんです…。」
レト「ぅえ!?ま、まじで!?」
P-P「やっぱり、先輩も…牛沢先輩の事…好き、なんですか…?」
レト「そんな事ないじゃんっ!応援しとるよっ!!」
P-P「本当ですかっ!?ありがとうございますっ!!!」
レト「おうっ!!よかったら、相談とか乗るで?」
P-P「良いんですか!?」
レト「俺は全然ええよ!」
P-P「じゃぁ、今日の放課後空いてたら、近くの喫茶店で話ましょうっ!!」
レト「あぁっ!!!ええで!」
P-P「じゃぁ、僕はこの辺でっ!!」
レト「あぁっ!!!じゃあなっ!!」
そういうと、P-Pは走り去ってしまった。
レト「恋…かぁ。」
キヨ「なにが恋なの??」
レト「ふぁ!?な、なんでもないよ!?」
キヨ「…ふーん。」
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