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~夜の絡み~
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俺らは、解散後予約してあるホテルへと向かった・・・。
それにしてもさっきから一向に喋らない恭一。
具合でも悪いのだろうか・・・。
さっきからずっと千秋と顔を合わせないように歩いている。
その割には何故か俺にはにらみをきかせてるんだよなwww
しばらく夜道を歩いていると不意に千秋が立ち止まる・・・。
そして急にペラペラと喋りだした。
「そうだ!班別行動になったことだし、皆で一杯どうだい???」
そういうと千秋は俺と恭一の手をとり、強引に居酒屋へと歩き出した・・・。
居酒屋の近くへさしかかったとき、急に恭一が俺と千秋の手を引き、話し出した。
「社長・・・。やっぱりホテルに戻りましょう???」
何故か恭一の顔は今にも泣きそうな子どものような顔をしていてどこかほっとけず、俺も恭一の意見に賛成する。
すると、「てめえはだまってろよ・・・。」そう恭一がボソッと呟いた・・・。
勿論俺は紳士だ・・・・。我慢も出来る。
けど、その言い方は何だよ!
何故か無性に腹が立ち、俺は気が付かないうちに恭一の胸倉をつかんでいた。
「うるっせえよ!お前の事心配してやったんだろ!」
徹と恭一が言い合っていると、徹の耳元で「やめなさい・・・。」そう静かに千秋が囁いた。
「ゾクゾクゾク」
俺は急に体に力が入らなくなり、その場に座り込んでしまった・・・。
そんな徹の姿を見て、恭一はさっと携帯を取り出し、タクシー会社へ連絡する。
その行動は、とても迅速かつ丁寧な態度であった。
恭一は運転手に行先を伝えると徹を抱えてタクシーに乗り込む。
「それじゃあ、社長ホテルに帰りましょうか・・・?」
恭一の有無を言わさぬ言葉に千秋も反論の余地がない。
少しの沈黙の後、千秋がボソッと呟いた・・・。
「さすが、元社長・・・。」そう小さく呟いたが、2人に聞こえる事はなく、3人を乗せたタクシーは夜の街へと消えていった・・・。
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