アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
辛い毎日
-
それからの俺は敦と一緒にはいるものの
必要なこと以外は話さなかった
昔から敦は勘が鋭い
避けてることもすぐわかってしまう
前みたいに
今回はそうならないように
でも未来くんがいるときはなるべく離れるようにした
学校の女子の間ではすっかり
「未来くんと敦くんはカップル」
になった。
それでいいんだ
幼馴染から恋に発展するのはよくあることだし
やっぱり昔から分かり合えてる相手のほうがいいに決まってる
敦と未来くんは俺から見てもお似合いだと思ってしまう
もうすぐ冬休みだ。
冬休みに入ってしまえば会うことはもうない
そして最近はまた保健室に行くようになった
頻繁に行くと敦に悟られるからたまに
「失礼します・・・」
「おっいらっしゃい。」
「こんにちは。廉くん。」
「敦のお兄さん!」
「お兄さんじゃなくて梓でいいよ。」
「それじゃあ。ところで梓さんはなんで学校に?」
「俺は卒業生なんだ。今日は遊びに来たの♪
あれっ敦は??」
「未来くんといますよ?」
「そっか。行かなくていいの?」
「いいんです。
あの保健室に来ていること黙っていてください!
お願いします!」
絶対にバレないように少しずつ距離をとっていくんだ。
自然に。
「そこまでするってことは何か訳ありかな?
でも大丈夫。俺はばらしたりしないから。
それにそこまでするってことは相当だと思うし。
心配しないで。」
「ありがとうございます。」
「なんか泣きそうな顔してるよ。
あいつって変なところ鋭いからちょっと休んだら??」
「すみません。」
「ちょっとそれ俺のセリフなんだけどー!!」
「まあいいじゃん?硬いこと言わないの!!」
やっぱり俺って顔に出やすいんだ
気をつけなきゃ。
俺はその後ふたりに聞かれないように声を殺して泣いた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
132 / 174