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敦side
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廉・・・お願いだ 聞いてくれ
顔を見せてくれ
「最初は大丈夫だって思ってた。
敦は俺と付き合ってるから。
でもだんだん不安になった。
敦は俺を裏切らないって信じてたけど
クリスマスのことを聞こうとしても未来くんと行っちゃって。
噂を知って、また今度って言われるたびに
俺の中での今度はもうない気がしてた。
みんな未来くんと敦が付き合うのに賛成してて
俺じゃ到底叶わないって。
だから身を引こうって。」
廉はずっと苦しんでたんだ
「いきなり避けるとさ敦って勘鋭いから
すぐバレちゃうんだよね。
避けないようにしてたけど
未来くんと話してるときの笑顔は辛かった。
嘘ついてごめん。」
「廉は悪くない。おれが全部悪いんだ。
俺は廉が嘘をついてるのに気付けなかった。
こんなに苦しんでることに気づくことができなかった。」
「俺は敦には幸せになってほしい。
敦にだったら俺よりもっといい人が現れる。
結局俺はこの顔で敦を誘惑してたんだよ。
敦はその誘惑に流されて俺のこと好きって
錯覚しただけ。俺は
一人がお似合いだから。
誘惑してごめん。
好きって言ってくれてありがとう。
俺に恋させてくれてありがとう。」
「ごめんごめんな。こんな辛い思いさせて。」
「俺こそごめん。
好きになってごめん」
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