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敦side
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俺はなんにもできなかった
ただ謝ることしか
俺が廉を好きになったことも否定されて
俺が廉をまた変えてしまった
元のなんの光も受け付けない廉に。
廉の性格を考えたらわかったはずなのに
悪いのは全部俺なんだ
責められたほうがよっぽどよかった
「好きになってごめん」
だってさ。
さすがの俺でもきついな
廉は俺を信じててくれたのに
裏切ったのは俺だ
裏切らないって不安にさせないって決めたのに
その俺が不安にさせて裏切った
ごめんな
俺は廉の隣にいる資格はない・・・・
俺は人目を気にせず涙を流しながら家に帰った
「おかえり♪ってどうしたの?」
「兄貴・・・いたんだ。
ははっ好きになってごめんだって。
言われちゃった。俺廉を傷つけちゃった。」
「悲しいときは泣けばいい。」
「俺は顔に誘惑されたんじゃない。
廉の性格とか純粋なところに惹かれて好きになったのに・・・
もう前みたいに戻れない。触れることもできない。
どうすればいいかもわからない。
どうしたら廉はまた俺を信じてくれるんだ?
俺はこんなに廉のことが好きなのに・・・・」
「きっと廉くんもおんなじ気持ちだと思うよ
でも今は少し距離を置いたほうがいいのかもね。」
こういうときに兄貴がいると安心する。
でも廉はこんなときでも一人なんだよな
俺は廉のことわかってるつもりだったのに
全然わかってなかったんだな
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