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夢
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「もう食べない?」
「うん・・・・」
「お腹すいたら言って冷蔵庫入れとく。」
「ごめんね。全部やってもらっちゃって。」
「いいよ。そろそろ寝ようか。」
「おやすみ。」
「おやすみ。あのさ・・・・手つないでてもいい?」
「うん。いいよ。」
やっぱり敦の温もりは安心する。
・・・・・・・・・・・
「んっはぁはぁはぁはぁ・・・・・」
いやだ・・・・
やめて!!
はっ!
朝・・・・?
敦・・・?いない・・・・
敦。
「敦。どこ・・・敦・・・・どこだよぉ・・・ぐすっ」
「廉!?起きてたんだ。ごめんね。朝ごはん作ってたんだ。1人にはしないから大丈夫。どこにも行かないよ。」
「落ち着いた?」
「うん・・・。」
「朝ごはん食べよ?昨日の夜ほとんど食べてないから食べないと。お腹に優しいものにしたから。」
「うん・・・・」
でもお腹すいてない・・・・
「でも朝ごはんの前にシャワー浴びたほうがいいね。」
「えっ?」
「汗かいてる。なんかいやな夢でも見た?」
「夢・・・・・あっ・・・・
敦がいなくなる夢みた・・・・」
「そうだったんだ。大丈夫だよ。シャワー浴びておいで。」
「うん。」
「シャワー浴びてきた?ちょうどごはんできたから食べよ?」
「うん。いただきます・・・。」
「ごめんね。俺のせいでどこにも行けないし、ずっと俺といなきゃいけないし。いっつも迷惑かけてばっか・・・・」
「俺はね。廉が甘えたり、わがまま言ったり迷惑かけたりすると安心する。」
「安心?」
「そう。あー俺のこと頼ってくれてるんだなって。必要としてくれてるんだなって。」
「廉、昨日からずっと謝ってるけど謝らなくていいんだよ。もう謝らないで。今度謝ったら罰ゲームにしようかな。」
「ばっ罰ゲーム?」
「うん。なんか考えておこう♪」
きっと敦は俺のことを安心させようとしてくれてるんだろうな。
ありがとう。
敦のそばにいれてよかった。
昨日よりはだいぶ落ち着いてきた・・・・。
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