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花火
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「んっ?」
ここは・・・俺の部屋?
あれ?確か神社にいたはずじゃ?
今までのは夢?
それとも俺いつの間にか帰ってたのか?
「敦・・・・」
あれも夢? それともやっぱり・・・・
「廉?起きた?」
「敦・・・っ!」
安心したのか俺はまた泣いてしまった
俺ってこんな泣き虫だったのか
「廉どうした?大丈夫か?」
「これも夢?やっぱり敦も俺を捨てるの・・・?」
「捨てないよ。捨てるわけないじゃん。
ごめんな。花火大会のとき電話がきて
少しだけ離れたんだ。その後探して廉見つけて
家まで帰ったんだ。ごめんな。不安にさせて。
探してるときみつからなかったらどうしようって
焦った。おいてくべきじゃなかった。」
そうだったんだ。俺フラれて捨てられたわけじゃなかったんだ
「よかった。俺フラれて捨てられたかと思った
一人で泣いてまた敦が抱きしめてくれるんじゃないか
って思ってた。あのまま・・・・・・
死んじゃおうかとか思った・・・」
「死ぬなんて言うな!!」
ビクッ!
「俺はお前がいなくなったら生きていけない・・・」
敦・・・・・
不安だったのか俺だけじゃなかったのか・・・
「それより今何時?」
「10時だよ。」
「そっか。ごめんな。俺のせいで花火・・・」
「俺こそごめんな。せっかくはじめての花火大会だったのに。
その代わりに今からふたりで花火やらないか?」
「うん!!やる!!」
庭に出てふたりで花火をした
おっきくなくて小さい花火だけど
敦と一緒にできたからそれが一番嬉しかった
いよいよ線香花火。
これ最後までいったことないんだよな
とか思ってると敦が
「昼間の翔とのことなんだけどな」
そういえば・・・・
昼間話してたっけ
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