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敦side
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家に着いてからも廉は寝ていたので
部屋に行ってベッドに寝かせた
お茶を入れようとリビングに行くと
廉の部屋から声が聞こえた
「敦・・・・」
起きたのか?
「廉?起きた?」
「敦・・・・っ!」
廉は安心したのかまた泣いてしまった
「廉どうした?大丈夫か?」
「これも夢?やっぱり敦も俺を捨てるの・・・?」
やっぱり不安だったんだな。
俺は廉を抱きしめてさっきの事情を話した
すると廉は
「よかった。俺フラれて捨てられたかと思った
一人で泣いてまた敦が抱きしめてくれるんじゃないか
って思ってた。あのまま・・・・・・
死んじゃおうかとか思った・・・」
そんなことまで思ってたなんて思ってもみなかった
廉を一人にしてはいけない
そこまで思いつめているとは思わなかった
きっと廉は俺がいなくなってあの翔のときみたいに
なるんじゃないかと思ったんだろうな
俺はこのとき改めて廉の心の闇の深さ
を知った
俺はいつでもそばにいなきゃ
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