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【うらせん】2
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「...うらたさ、ん?」
「おやおや、どちらさんですか?」
するとパッと繋がれていた手をうらたさんが払って僕の手とうらたさんの手が繋がった
「俺はお前に質問したんだ、先に返せよ」
いつもとは違う雰囲気
うらたさんは低い声で鋭い視線で名前も知らない奴を睨んだ
「ははっ、ちょっとそこで知り合って遊ぼうかってなっただけですけど?」
「じゃあもういいよな、先に約束をしていたのは俺だ」
「威勢のいいこと、さて僕の質問へのアンサーは?」
するとうらたさんが僕にキスをして
「こいつの恋人」
口をパクパクさせているとうらたさんが少しこっちを向いてニコッと笑った
あぁ、いつものうらたさんや
「あぁ、君が...」
「君、なにしてたんだよ、男相手に欲情でもして痴漢でもしてたのかよ」
嘲笑うかのようにうらたさんは言い放った
すると男の様子が変わった
「何言ってるんです、そんなことするわけないでしょう」
「ふーん...じゃさっさと帰ってくんない?俺のこいつとイチャイチャしたいからさ」
「チッ...」
男は最後に舌打ちをして帰っていった
僕は安心してヘナヘナと座り込みそうなのをうらたさんに支えてもらってなんとか立っていられる状況だ
「センラ?大丈夫か??」
「ははっ、ごめん...ほんと情けなくて」
「俺ん家行くか」と言われてとりあえずうらたさん家へ向かう
「大丈夫か?」
「もう落ち着きました、ほんとすみません」
「いや、お前が謝る必要なんてないだろ...あれはあいつが悪い......で、何されたんだ?」
「痴漢です...お尻揉まれてちんこ擦られて」
情けなさで泣いてしまいそうだ
大の大人が知らんやつに襲われて感じるとか
「そっか...怖かったよな」
「うらたさ、ん...僕、ぼく」
ポロポロと溢れる涙が止まらなかった
うらたさんがそれを見て僕にキスをしてきた
触れるだけのキスを何回も何回も
「じゃあ、消毒しようか」
そう言って微笑むうらたさんを見て呟いた
「うらたさんは、まるで僕のヒーローや」
そう言ったあと押し倒されて、次の日仕事なのにガッツリヤられたのはまた別のお話
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