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ミケのいない一週間
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翌日も、その翌日もミケは遊びに来てくれて、ご飯も3食持って来てくれたので僕は牢屋の中で何不自由ない生活を送っていた。
僕、本当に何で捕まっちゃったんだろう。
これじゃあタダ飯食らいである。
僕は魔王で傷の治りも早いのでお腹の傷も治りつつあった。
ある日のミケは少し心配そうな顔をして牢屋に現れた。
「どうしたの、ミケ。」
「それが…おいら明日から別の仕事で一週間ここには来られないんだ。」
「え…」
ってことは僕一人ぼっちってこと?
ミケに一週間も会えないのは寂しい。
「明日から一週間は王様の部下が牢の見張りをするんだけどさ、実はそいつらあまりいい噂を聞かないんだ。」
「噂?」
「うん…まぁ噂は噂さ。でも一応気おつけるように!」
ミケの忠告にコクリと頷く。
「よし、じゃあまたね。」
ミケは僕に手を振って帰っていった。
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