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朝日を浴びながら
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翌日、目を覚ますと腕の中には愛しい人が眠っていた。
昨日は散々乱れていたというのに今は大人しく小さな寝息をたてている。
そっと頬を撫でると猫のように擦り寄ってくる。
小動物の様に見える彼は魔王なのだ。
そして俺は彼を倒すべきだった勇者。
その2人が今こうしてベッドで抱き合って眠っているなんて、誰が想像しただろうか。
「ん…ライト?」
「ニーナ、起こしちゃったか?」
「ううん、平気。」
そういいながらもまだ眠たいのか、ふぁー と小さな欠伸をして目を擦っている。
「ニーナ」
「ん…?」
チュッ
キスを落とすと同時にそっとニーナの左手を取る。
「結婚しよっか。」
ニーナは自分の左手を見て目を見開いた。
やっと目が覚めたみたいだ。
「これ…指輪…」
「うん。まだ魔族と人間、それも男同士の結婚なんて前例には無いけど、それでも俺はニーナと結婚したい。家族になりたい。…ニーナは、嫌か?」
「嫌じゃ、ない。ライト…」
ぎゅっと抱きしめられる。
「大好きだよ。」
そう言ってどちらからともなくキスをした。
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
完結しました!
ここまで読んで下さってありがとうございますm(_ _)m
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