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攻防戦
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渾夜「…………おる…徹……」
ん〜…なんか声が聞こえる…
徹「……んぅ…やだぁ……」
ゆすゆすと体を揺すられ、睡眠を妨害される。
渾夜「………っ!!ったく…」
渾夜「いいから起きろ、今日から登校なんだろ?」
徹「やだぁ……まだ寝るもん……とおるまだ寝るのぉ……」
渾夜「………相変わらずすぎて心配になるわ…………」
ふわふわと寝てるか起きてるかの境をさまよう…
渾夜「徹、俺だよ。渾夜が起こしに来たぞ」
んー?こんの声する……
徹「……んゅ…?こんー…?」
渾夜「あぁ、こんだ。」
徹「…えっへへ〜…こんだぁ……」
こんの声がする方に両手を伸ばし、抱っこしてもらうような格好になる。
渾夜「………っはぁ、この調子で大丈夫かよ…」
よいしょ、と声とともに身体がふわっと軽くなった。
リズムよく揺すられる感覚に、段々と意識が覚めてくる。
あ、あれ?これもしかして抱っこされてる??
徹「…………………っは!!!」
渾夜「お、やっと起きたか?」
徹「……え、ええうえ!?なんで僕抱っこされてるの!?!?」
渾夜「あ?徹がねだってきたんだぞ。」
え、え、うそ!?!?全っ然覚えてないんですけど!?!?
軽くパニックになっていると、
渾夜「まぁどうせ、徹は覚えてないんだろうけど…」
徹「ぇえ!?なんでわかるの!!?」
渾夜「昔からそうなんだよ。人のこと困らせるだけ困らせて本人は何も覚えてない……」
あ…僕そんなに迷惑かけちゃってたのかな……
徹「ご、ごめんなさい……僕全然覚えてなくて…………」
うぅ…どうしよう…
渾夜「っはは、冗談だ。別に迷惑なんて思ってねぇから心配すんな。」
徹「ほ、ほんと?僕迷惑じゃない…?」
渾夜「あぁ、大丈夫だ。あ、だけど他の人の前ではやめろよ。俺しか許してやれねぇかもしれないからな?」
そ、そんなに酷いんだ……_:(´ཀ`」 ∠):
徹「気をつけまーす…」
あー…これから大丈夫かなー。
というセリフを聞きながら、僕は首を傾げた。
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