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そのままぼんやりしながら家に着いた
2階の自分の部屋へ行き布団へもぐる
都合がいいことに両親は仕事でいなかった
まぁ、泣き顔なんか見せたら困らせちゃうしね
さんざん泣いたのに涙は枯れなくて、
2時間くらいたっただろうか?
「ただいまぁー!」
というねーちゃんの声で飛び起きた
勘付かれたらまずい
「あれぇ?千影いないのー?」
間延びした声で僕を呼ぶ
「ねーちゃん、おかえりー!」
できるだけ元気な声で返事をする
ちゃんと笑えるかな
今更ながら緊張してきた
「今日ねぇ、あの限定のプリン食べたの!すごく美味しかったよぉー。」
僕はねーちゃんの言葉で凍りついた
限定のプリンは俺が遊衣にあげたやつだ
そして今日遊衣の家にいたねーちゃん
まさか…
「その子、みぃが欲しいって言ったらいらないからくれるって言うから食べちゃったのぉ。」
固まる僕にさらに追い討ちをかける
「…そ、そうなんだ。よかったね。」
ダメだうまく笑えない
言葉につまる
「なんか今日の千影変じゃなーい?体調悪いの?」
「実は気分が悪くて…。今日はもう寝るね。」
とりあえず今日は逃げたかった
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