アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
prologue
-
ベッドの中で猫のように丸まって寝ていた少年が、もそりと身動(みじろ)ぎした。くぁ、と口を大きく開けて彼は欠伸をする。
平凡な顔立ちではあるが、つり目がちの瞳は猫を連想させた。
ゆらりとベッドから降りてもそもそと着替え始めた。その際に時々両手で目を擦る仕草は酷く愛らしい。
そんな彼、新谷宮緒(にいやみやお)の受難が始まろうとしていた。
―――黒猫の散歩道
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 14