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「…ヒック…グスッ…そら、ヒック、るさん」
「はぁ!?え、な、なんで泣いてるの!?」
ボクの様子がおかしいと思ったのかゲームから目を離してボクを見る
泣いているボクを見て焦るそらるさん
やっとこっち見てくれた
それが、嬉しくてボクは思わず微笑んでしまった
泣きながら笑ったことでひどい顔してるだろう
「おいで?」
そらるさんはそう言ってボクに向かって手を広げてくれる
迷わずボクはそこに飛び込む
「おっと…!」
勢いあまってそらるさんがバランスを崩しそうになった
ボクはギューッと抱きついた
「どうして泣いてるんだ?」
「…グスッ…そらるさんが…ゲームばかりしてて…ヒック…ボクを2時間も放置して…寂しくなって…」
涙は止まったけど、しゃっくりと鼻水が止まらなくなってしまった
顔は見せないように、そらるさんの胸に顔をうずめているからそらるさんは、まだボクが泣いていると勘違いしている
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