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センラSide
「…な、…んら」
(↑ごめんな、センラって言ったところですby作者)
志麻君の声が聞こえた気がした
体がだるくて、重い……
なかなか目を開けることができない
目を開けた時、そこに志麻君は居なかった
…どこ
リビングの方からは何も音がしない
重い身体にムチをうち、よろよろとリビングに向かう
誰もいない…
サァァと血の気が引く思いがした
焦って、玄関に行く
…靴がない
ぺたん
その場に座り込んでしまった
「志麻君、どこ行ったんです…」
当たり前だが呟いても答えはない
ひとりにしないで…
身体が冷えるのを感じる
…寒い
風邪だけのせいでは無い
頬に何かが伝う
触れると濡れている
「しまくん…」
泣いているのだ、そうわかると涙は止まることを知らずどんどん流れ落ちる
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