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大型施設内の清掃に取り組み続けて、それなりに広い敷地内の構造を覚え始めた頃。
今日は別件の依頼で、公園の清掃に来ていた。
清掃依頼があった公園は全部で3つ。
それぞれの面積はそんなに広くないから、手分けして当たる事となった。
自分が担当する事になった公園を見渡す。
街中からは外れ、少し朽ちた遊具が閑古鳥を鳴かせていた。
「まだこんな公園あったんだ…」
昔住んでいた辺りには、よくこういう公園があった。
はしゃぎ回って、両親を困らせていた事を今でもよく覚えている。
両親を交通事故で亡くして、親戚の家に引き取られる事になった時、地元を離れる事になった。
それ以来、こんな雰囲気の公園はとんと見かけなくなったから余計に懐かしさを感じる。
「…と、今は懐かしんでる場合じゃなかった。仕事仕事!」
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