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裏入手
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手榴弾の件があり、大慌てな童虎と陽花は人数不足なのに彩と色彩を呼び回収に勤しんでいたがふと声が掛かる。
「何を遊んでいるのですか?」
後ろを見ると燐月が女装したまま外に出ていたようでとても美人にしやがっている。
「何って、手榴弾の件ですよ。忘れたとは言わせません」
「あぁ、それでこのザマですか」
辺りを見渡し「はぁ」と溜息を付いている燐月。
「哉さんはこれを見て楽しんでいたのですね」
そう、燐月が言うと童虎が血相を変えた。
「それは本当なんですか!!!!」
「私が嘘を言ったことがありますか」
「いえ、ないですが…」
とチラッと俺を見る童虎に対し、俺っちは顔を背ける。
「今回のことは事前に報告して頂けますか?またこのような事になるのはゴリゴリです」
「善処します」
「…………」
童虎の顔が微妙に苦笑いで燐月の顔は無表情である。
燐月が帰ってきて来たので「お土産は?」と言うと、とあるゲーム機みたいな物を渡された。
「何これ」
「アングレート・シュバルツです」
「何それ」
「これを頭に装着して、眠るだけでそのゲームの中に入れるものです。主に国内で結構流行っているのですが、恐らくスパイもこれを使って情報を色々と交換していると思います。捕まえた者に拷問をした所直ぐに口を開きました。根性が足りなくて呆気なかったですね」
「へぇー面白そう!俺もやりたい!」
「哉さんは大人しくお部屋でお待ち下さい」
「嫌だね。だってさ、今丁度暇なんだもん!燐月が土に埋めた手榴弾で童虎とか陽花とかヒヤヒヤしてて、今でも人手不足な割に手榴弾を何人か探しているところなんだってだから暇なの!」
「どうせ、遊んでくれないなら外に出て遊びに行く振りをしてここから出ようと考えもしたけれど、他のチームどもに会うのも色々と癪だし、逃げないであげるからさっさと渡せとでも考えていらっしゃいませんよね?」
「俺っちの心を全て読み取らないで!キモイよ!」
「哉さん、スカートを引っ張らないで下さい。伸びてシワがつくではありませんか。後そんな上目いでこの私が折れるはずがありませんよ?」
「ねぇねぇお願い!銀もどうせこれに入っているんでしょ俺っちだけ除け者にするなんて大人は勝手だ!!!!」
「暇つぶしに私たちを女装したではありませんか。今でも私はスカートを履き外にでまで出て色んな人に見られ騒がれ声を掛けられましたよ」
「嫌なの?」
「当然ですよ。最近の若者共は嫌という程にベタベタ触り出すわ、臭い香水や化粧やメイクの濃い女子や目の腐った男どもには吐き気を覚えました」
「モテてたからいいじゃん!ねぇねぇ燐月お願い!」
「ダメなものはダメですよ」
「もしも、俺もやっていいなら!ゲームの中だけずっと手を繋いであげるから!」
「分かりました。いいですよ」
「え?わぁーい!!!!」
以外にも燐月はチョロかった
もっと粘られるかと思ったがたかが「手を繋ぐ」だけでOKが出るなんて俺っちはラッキーだな!
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