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無心に
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「では、何かありましたらお呼びください。」
「…ありがとう。」
僕は部屋に戻り窓に目を向ける。
休むことを知らない雨はまだまだ振り続ける。
今日みたいな日はあれがいいかな…。
本棚から取り出した本をパラパラ捲る。
そして漆黒の椅子に座り
白と黒の板の等列に対峙する。
今日はドビュッシー。
そしてゆっくりと指を滑らせた。
何も考えない。
ただ
無心に音を奏でる。
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