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僕のこと
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『水城 響は同性愛者で父親に抱かれている』
教室に入ると黒板に書かれていた。
勿論、そんな事実はないし
何故そんな事を書かれたのかも分からない。
でも皆そんな嘘を信じた。
僕は同年代の子達に比べたらかなり子柄で
自覚せざるおえない大きな瞳に長いまつげ
真っ白な肌と小さく紅い唇は母親譲りと
容姿はまるで女の子のようであったから。
母親が亡くなっているのも皆知っていて
父親が母親の生き写しのような息子に
歪んだ愛情を向けてしまった。
と、周囲は勝手に理由をつけていった。
父も義理の母も気にするなと言ってくれた。
きっとすぐにそんな噂消えて失くなると…。
だが、そんな噂はどんどん大きなものとなっていった。
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