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僕のこと
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「初めまして。響様。私、お父様の秘書である斎藤の
息子であります、斎藤 叶多と申します。
今日から響様のお側に使えさせて頂きます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。」
彼、そう叶多さんが現れた。
斎藤さんに息子がいた事も僕は知らなかった。
それに、今日から僕の側にいる……?
周りの人達がどんどんいなくなり
孤独感に苛まれていた僕には
側にいる、ただそれだけで救われた気がした。
ああ、僕は1人じゃないのだと。
「……響です…叶多さ、ん…よろしくお願いします。」
何の涙かは分からないが
枯れ果てたと思っていた涙が流れた。
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