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始まり
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そして、俺が水城家に入る日が来た。
とてつもなく広いお屋敷。
気を引き締め、響様に会いに行く。
「初めまして。」
何とか、声を、言葉を絞り出した。
あの日見た可愛らしい笑顔の小さな彼は
驚くほどに美しく成長していた。
でも、それと同時に悲しくも思えた。
こんなにも美しく産まれたが故に
あんな噂がたったのだろう。
女性でもこんな綺麗な人は見たことがない。
男だと知っていても疑いたくなる容姿を
妬む輩がいたのかもしれない。
目の前の彼が涙を流した。
ただ静かなにポタポタと………
彼の事を俺が支える。
強くそう思った。
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