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大切7(kyfj)
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(キヨside)
それから俺は何度かフジに連絡をした
『前は悪かった』
『ちゃんと話がしたい』
『近々会えねぇか?』
…見事にすべて未読無視
携帯見てねぇのか…?
なら会いに行くしかないと思って
フジの家に向かってたら途中でフジ発見
タイミング良すぎか
あ、え?
いきなり回れ後ろして早歩きで遠ざかってってる
もしかして気付かれて逃げられてる…?
"ズキッ"
まただ、前にフジの家にうっしーが
いたときも感じたこの痛み
悲しかったんだな俺、フジに頼られてなくて
そして今も…
早く追いかけなければ
と思ったけど
え、あいつ早くない?
普段あんなノロノロしてるくせに…
キ「この道曲がったらフジと出くわせれるか?」
そしたら案の定フジとばったり曲がり角でぶつかった
けどこいつ…ぶつかった相手が俺ってことに
気付いてないな?
キ「逃げないでくれ、フジ」
そう俺が言葉を発するとフジはバッと顔を上げ
驚きと悲しそうな顔をした
と思ったら今度はあたふたしだした
キ「ちゃんと話がしたいんだ」
するとフジは少し悩んで、首を縦にふった
まだ声は出ねぇんだな…
するとフジが
俺の服の裾を遠慮がちに掴んでゆっくり歩き始めた
これはついてきてって意味なんだろうな
俺は服の裾を掴んでいるフジの手をとり、
フジの指に自分の指を絡めた
俗に言う恋人繋ぎだ
その俺の行動にフジは驚いた顔をした
フジの頬が、少し赤い
それから俺はフジに従い歩いていたら、
着いた先はフジの家だった
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