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薬5
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お姫様抱っこをされたまま杉野の家のバカでかい門をくぐり、またバカでかいドアから家の中に入ると、オレの靴を脱がせ、温泉みたいにバカでかい浴室に連れてこられた。
なんで浴室に連れてこられたのか分からず杉野を見上げる。
「それ1回出さねぇと辛いだろ。そこで出してこい」
顎でくいっと浴室をさされ、ボンっと顔が熱くなる。
杉野はオレの限界が近い事に気づいていたらしい。
今からここで、そういうとこをして来いと言われて恥ずかしさで素直に頷けない。
杉野は浴室の前でオレを降ろした。
けれどまだ足に力が入らなくてぺたんとその場に尻餅をついた。
オレくそだせえ.........。
恥ずかしさで顔を上げられずにいると杉野がはあ、と息を吐いた。
「白石。手には力入んのか?」
「え?」
杉野に訊かれ、手をグーパーと握ってみるが指先が痺れていてグーもパーも満足に出来ず中途半端に動くだけだった。
はぁ〜、と苛立ちが伝わってくる杉野のため息を聞き申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「ごめんなさい.........」
「別に怒ってるわけじゃない。.........白石」
「.........?はい」
「ちょっとだけ我慢しろ」
「え、」
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