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プライドvsプライド -15
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「ああああああああああああああああ゛」
俺はその日学校から帰るなり、
自分の部屋に飛び込み、
叫びながらベッドに顔を伏せた。
今日は朝から本当に良いことがない。
まずあの星座占いだ!
何がラッキーアイテムお菓子だ!!
全然良いこと無ぇじゃねーか!!
いや、確かにあの箱は実際お菓子では
なかったわけだが…、
とにかく今後はラッキーアイテム含めて
悪い結果は全部無視だ!良いか俺!!
そして、何なんだよあの達の態度は!
熱あんのに無理やり学校来るような
タイプでもねぇし…。
あれか!朝まで女とヤってたのか!
そうなのか!その余韻なのか!
クソ!死ね!!!
いや、って何に怒ってんだ俺は。
アイツが誰と何しようが、
俺には一切関係ねぇ!
それなのになんでその女に嫉妬なんか
しちゃってんだよ、うわぁ俺きめー。
…いやしてねーし、嫉妬なんかしてねーし。
第一、今日は達のことが嫌いってのが
ブレッブレ過ぎたんだよなぁ、
保健室連れていかれた時だって、
何を期待してんだ俺は!クソ!
達なんか嫌いだ!大大大嫌いだ!
よし、洗脳してやる。
達なんか嫌いだ。
達なんか嫌いだ。
達なんか嫌いだ。
達なんか嫌いだ。
達なんか…
いやちょっと待て、
そもそもこうやってアイツのことを
考えてる時点で俺の負けじゃねぇか。
そうだ、構うな。始業式の日みてーに
赤の他人に戻るんだ。
明日からもぜってー無視してやっからな!
覚えとけ!!!
何も考えるな…
いいぞ、無になれ俺。
そうだ、可愛い女の子のことを考えよう…。
「駆…、」
「…っ出てくんな!!!失せろ!!!!
達のクソ野郎!!!!!!」
「は?何言ってんだお前…。
さっきから何叫んでんの?
うるせーんだけど。つかはよヤらせろや。
昨日兄ちゃん風呂掃除頑張ったんだかんな」
忘れてたァァァァァァァァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
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