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聞きたいこと -11
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ファンプラの入り口に到着すると、
通常ゲートの横に特別ゲートが設けられており、
そこで俺たちのようなグループを通していた。
意外と並んでるのは2組ぐらいだった。
まあ確かに、男子で年間パス持ってる奴は
少ないし、男女混合ってのも大抵の高校生には
ハードルが高いんだろう。
そしてまず、一番人気の絶叫マシン、
ロケット・スカイマジックに向かう。
スタートと同時にいきなり急加速して、
地上90mまで一気に登り、
怖がる間もなく急角度の坂へ落とされる
という、ちょっと変わったコースターだ。
あのゆっくり登っている間のドキドキ感が
良いんだけどな、、、
まあでもこれは発車直前の緊張が尋常じゃない。
待ち時間は平日なのに100分。
0分で乗れる俺たちにとっては、
待ち時間が長くて逆にラッキーといった感じだ。
「うわーー相変わらずたけえなぁ、、
俺もこんぐらい高くなりたい!」
恭助は頂上を見上げながらいつも通り
馬鹿なことを言っている。
グッパーで俺は絵理夏の隣になった。
腰に密着するタイプの安全バーのみという
開放的なライドに乗り込むと、
クルーの美人なお姉さんが明るい声で
アナウンスを始めた。
「さあ〜みなさん!準備が整いましたー!
ドキドキですねー!!」
と同時に心臓の拍動のような効果音が
流れ始める。
「走行中は安全バーしっかりお持ちください!
それでは行きましょう〜!」
来る。
乗り慣れてはいても毎度緊張するものだ。
「きゃっはーー!!久し振りだから
楽しみー!!!」
隣では絵理夏が目を><の顔文字のようにして
足をバタバタさせている。
「空の彼方へ行ってらっしゃー!い!!
スカイマジーーーック!スリー!!
ツーー!!ワン!!ゴーーーー!!!」
気づいたら左右にあったプラットフォームは
遥か後ろにあった。
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