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聞きたいこと -13
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「…はぁ」
「どうしたんだよー!溜め息ついて!」
現在、3時間目と4時間目の間の休み時間。
数学の教科書を片付けて、体育館に向かう
準備をしているところだ。
これから直面する地獄の試練を思って
溜め息をついていると、恭助が俺の机に
腕を置いてニコニコしながら見上げて来た。
コイツだけはどんな時も天使だな。
「んー、なんでもねぇよー」
とはいってもその悩みを説明するわけにも
いかないので、微笑みながらそう言う。
「なんでもねーのに溜め息つかないだろ!」
いや、別になんでもない時でも
溜め息つくことはあるだろう。
「ほら、そろそろ行くぞ、遅刻遅刻」
「あ、待てよー駆!!」
さっき体操服に着替えた達を見たときに
確信した。
絶対耐えられねぇ!!!!!!
見ないようにしようとしても
視界の端でちらつく。
全身が最高に引き締まっていて、
程よく重量感のあるその身体は、
何もしていなくても色気を放っている。
頼むからフェロモンは女にだけ出してくれ。
そんな達とこれから密着するだなんて
俺には苦行すぎる。
いや、勿論願ったり叶ったりだぞ?
でも叶っちゃいけねえんだよ…!
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