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とりあえず。
本来いるべき場所にコネシマを戻し、
あいつが苦しみながらも歩いて散らかった部屋を、
少しずつ片付けていった。
風邪ひいてるなら大人しくしとればええのになぁ。
でも、スマホの位置的に考えて、
俺にメール送って限界がきて倒れたんか?
そうやったら嬉しいと思うのは内緒で。
いつ起きるかなあ
作りおきでもしとこうかな。
そして俺はキッチンに向かおうとし、
ベッドから離れようとした時
「待てや…」
お、
「おはよーさん。
馬鹿は風邪ひかん聞いたんやけどなあ、おかしいなあ」
「うっさいねん……」
「笑うくらいには元気あるんやな」
「一応元気やで……」
「笑顔は死んでるけどな。
お粥作ったるさかい、待っとけ」
コネシマの頭を撫でて立ち上がろうとした、が。
……どうやら離す気は無いらしい
「寂しいでおってや…食欲もないし……」
あんなに騒がしくて狂犬チワワな人にも
こんな可愛い一面があるんやなあ
……あ、そうや。ええこと思いついた。
「ええよ、一緒におったる」
そう言ってコネシマが入ってる布団に潜る。
「や、近いてトントン……風邪がうつるで……」
「うつっても気にせんから大丈夫。
それより、俺ええこと思いついたんやけどさ」
「なんや」
「運動したら、熱下がるんやで?」
俺はニッコリとコネシマに笑顔を見せた
……
「は!?」
どんどん顔が赤くなるコネシマ
「顔真っ赤やで」
「うっさいねん、ボケェ!」
「ほら、な?体動かそうや」
「待てや!風邪うつるって」
「そんなん知らんわ、俺はもう限界なんじゃ」
顔真っ赤にして上目で見てくる風邪引きコネシマが悪い。
もう絶対離したらん、朝までやってやる。
「待てって言うてるやろーーーっっ!!!!!」
コネシマの悲痛は誰にも届かなかった。
後日談
トントンが風邪をひきました
「ゲホッ……てへ」
「だから言うたんに…!」
fin.
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