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旧館人少なすぎるでしょ…
何かの準備なのかなんなのか、イヤホンしてて無視してたからその嫌がらせ?
わざとじゃないのに。
でも人がいなくて静かなのはいいことだ、今度からサボる時こっちにこよう。
そんなことを考えているといつの間にか化学準備室の文字。
気が重い…
コンコンコン、
「どうぞ。」
「失礼します。」
ドアを開けるとそこは学校なのか目を疑う光景だった。
なかはソファにローテーブル、それとは別にパソコンが置いてあるテーブルとイス、何故か一口のIHコンロとヤカンまである。
「いらっしゃい。なんで化学準備室がこんな家みたいなんだってか?」
「手伝いに呼んだんじゃないんですか。」
「そんなこと一言も言ってないだろ。俺は羽柴を呼んだだけだ。」
たしかにそうだけど…というか口調変わり過ぎだし。
「確かにそうですけどそれじゃあ何故僕を呼んだんですか」
「理事長から頼まれたんだよ、お前の行動が心配だからってさ。」
「おじいちゃんが?」
僕のおじいちゃんはこの学校の理事長だ。だからピアスも許されている、というか理事長の孫だから言えないってだけだけど。
「そうだ、ちょっと身体みせてみろ」
「やっ…だ…」
僕の貧弱体系では抵抗も意味が無くあっという間シャツを脱がされてしまった。
「なるほどな…これ全部自分でやったの?」
「そっ…だけど…はなして…くださっ…」
恐怖から体が震える。
「あーごめんごめん。もう服着ていいよ。」
服を着る許可が下りたのであわてて落ちたシャツを拾い袖を通す。
「そこのソファ座って。紅茶とコーヒーどっちがいい?」
「紅茶がいいです…」
ソファに腰をかけ少し震えのおさまった身体をさすりながらお湯を沸かす結城先生の背中をみていると僕に背を向けたまま話しかけてきた。
「驚かせて悪かった、ちゃんと説明するからちょっと待っててな。」
「はい…。」
何がどうなっているのかよく分からないが説明してくれるらしいので大人しく窓の外を眺めることにした。
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