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「は…?」
引きつった顔をする亜樹の襟元に、僕は飛びかかるように手を伸ばし強く引っ張った。
亜樹は、もともと襟元を緩く制服を着ている為さらにいくつかのボタンが外れ、亜樹の制服はだらしなくはだけた。
よく見ると痣は首だけでなく身体中の至る所にできていた。僕はそっと亜樹の体に触れると、僕の手が冷たいせいなのか、それとも傷が痛んだのか、亜樹の体はびくっと大きく揺れた。
「ねぇ、これどうしたわけ」
「……」
亜樹は目を逸らしたまま答えようとはしない。僕は少しムッとして亜樹をその場に押し倒した。
「答えて」
「………別に、何もない」
「部活行きたくないの、これが理由なんでしょ」
亜樹は目を逸らしたままだ。
「亜樹」
僕は亜樹の頰に手を滑らせ、自然と唇を重ねていた。
「僕、心配してるんだけど」
「お前っ、何して…?」
ようやく目を合わせてくれた。僕はもう一度、亜樹の唇に吸い付くようにキスを落とした。
舌を歯列に沿って順にゆっくりと這わせ、くちゅくちゅと水音を立てながら舌の奥まで苛めると亜樹は小さく声を漏らした。
亜樹の舌をきゅうっときつく吸うと僕もたまらなく気持ちよく、お互いの唾液でベトベトになっても構わなかった。
頭では何をやってるんだ僕は、と自分に言い聞かせているのに、止まらない。
「ちょ…っ、ン…ッ、臨ッ!」
亜樹が手足をばたつかせても、無理矢理床に押し付ける。何やってるんだ僕は。だめだ。亜樹は友達で。親友で。
やめろ、僕。やめろやめろやめろ。
「お前たち、何やってるんだッ…!!」
体育教師の声が教室中に響いた。
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