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「はぁ…」
春さんも亜紀も居なくなった部屋はさっきまでの緊迫間もなく、ガランとしていた。
ドアを開けようとしたが手足に力が入らなくてうまく立ち上がれない。仕方ないので僕はこの部屋でおとなしくしていることにした。
「亜紀、大丈夫かな…」
部屋は机ととシングルベッド、小さなチェストのみの簡素なもので6畳ほどの広さだ。壁に耳を当てると話し声が聞こえて来た。どうやらリビングのすぐ近くのようだ。
「亜紀、すまない…またやり過ぎてしまった、かもしれない…
本当に最初はただ食事を楽しもうと思っただけなんだ。でも…その、気迷ってしまった。すまない」
春さんが謝ってる……?同時に亜紀の「大丈夫だよ、父さんが悪いわけじゃないだろ」という声も聞こえてくる。
「はぁ……」さっきよりも大きなため息が出た。
少し安心した。春さんはどうかしてるとは思うけど、ちゃんと亜紀のこと見てたみたいだし…
多分、僕が亜紀とキスしたことに、怒ってたんだよね…
緊張が一気に解けると下腹部がズンと重く感じた。
「え、嘘…なんで急に」
突然尿意が僕を襲った。ど、どうしよう…さっきまでなんともなかったのに…ッ
「あ、あの…あ…亜紀?」
壁越しに呼ぶが、こちらへ向かう足音は聞こえない。
「うっ…やばい、かも」
手に力が入らなくてベルトを外すことすらできない。心臓が跳ね上がるように鼓動が大きくなるのが自分でもわかった。汗が額に滲む。
「や、やややばいって、おいおい…」
駄目だと思うほどにどんどん尿意は高まっていく。脚を擦り合わせ、必死に堪えても既に鈴口が開きかかっているのが堪らなくもどかしい。
「…っ、ぁ、無理無理無理だってぇ…っ」
今ここで亜紀達を大声で呼んだとしてもこの状況で会うのはまずい…ッ
乱れそうになる呼吸を必死に堪えるとますます身体の温度は高まり、ジンジンと局部の奥が熱くなる。
なんか…変な気分になってきた…
イく寸前が何度も訪れるようなそんな感覚と、尿意への不快感が快感へと変わっていることに不安を覚えた。
や、やっぱり亜紀達を…
でも人の家でこんな…あ、やばい勃…
「っふぅ、ン…っ、はぁ……、はぁ、ァ」
身をよじらせると局部が硬い床に触れ、布ごしでもそれが刺激となって更に気分を煽ってくる。
「ぁうっ、…っ、ふぁ…ァ…、無理…」
下着が湿って気持ち悪い…でもこれ多分おしっこじゃない…、僕…
駄目だと頭で言い聞かせるたびに先走ってしまうそれは止まらなくて、もういっそのこと今すぐここでシゴいて達してしまいたいと思っても身体に力が入らなくてそれすらもままならない。
ただ身体がもどかしくて下着が食い込む感覚にすら感じてしまう自分がどうしようもなく恥ずかしくて、亜紀達が戻ってきたらどうしようという焦りも気持ちをどんどん煽ってくる。
身体を反対側へ捻った瞬間自分でも驚くくらい高い声が意識もなく出た。
「っん、ぁあっ…ッ」
慌てて口を手で抑える。少し、おしっこ、出た…かも。やばい…。
途中で止めると苦しくて、その分気持ち良さが倍増した。僕、変態みたいじゃないか…っ、1人で、しかも人の家で、おしっこ、我慢するの……、気持ちいなんて、ダメ、なのに…
「臨?さっきは悪かったな、もう大丈夫だから。てかなんか聞こえた………って、何してんだお前」
ドアが開く音と共同時に、僕は生まれて初めて空イキした。
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