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安心…?
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とりあえず、相談にのってくれたヒラとこーすけに連絡をすることにした。
まずはヒラにチャットを送る。
「なあヒラ」
『どしたー』
「俺、フジのことが好きだわ」
『それはlike?love?』
「loveの方で好き」
『そっか、よかったね、気づけて』
「否定しねぇの?」
『なんで?』
「男が好きなんだぞ?しかもその相手が友達って引くだろ」
『引くわけないじゃん、恋をするのは自由だよ』
「じゃあ俺、フジを好きでいていいのか?」
『いいよ、俺は否定しない』
「そうか、ありがとなヒラ」
『いえいえ』
そして俺はヒラのチャットの画面を閉じた
やっぱヒラは物凄く癒しの力を持っていると思う、チャットでも変わらない口調で、画面越しでも安心してしまうほどだ。
あとはこーすけだ、俺はこーすけのチャットの画面を開いた。
「こーすけ」
『どーした』
「俺、恋愛対象としてフジが好き」
『やっぱりか』
「引かねぇの?」
『何でだよ、キヨの恋に口出しする気はねぇよ』
『好き嫌いはキヨの自由だろ?』
『もっと自信もっていいんだ』
「否定しねぇか?」
『もちろん、する訳ねぇよ』
「そっか、ありがとな、色々」
『おう!』
そうして俺はこーすけのチャットの画面を閉じた。
『恋をするのは自由だよ』『もっと自信もっていいんだ』
その言葉が頭をよぎる、俺が男を好きって言っても、否定しなかった、むしろ俺の自由だと言ってくれた。やばい涙出てきた、あいつらと友達で良かったと改めて思った、本当に壊してはいけない。
その時、俺の携帯が鳴った、誰だと画面を見ると、フジからの着信だった。すごいタイミングだなと思いながら、急いで涙をぬぐい電話に出る、携帯から聞こえたのは、焦りと恐怖のまざったフジの声だった。
フジ「キ、キヨ…」
キヨ「フジ?どうした、何があったんだよ」
フジ「俺、告白された」
キヨ「え…」
俺は耳を疑った。
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