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決意
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キヨ視点
ヒラたちに呼ばれて、今、話を聞かれてるとこだ
ヒラ「で、おめでとうは言えたの?」
キヨ「言えた」
ヒラ「じゃあ何でそんな浮かない顔してんの」
キヨ「いや、言ったまではよかったんだよ、でも、いざ、フジとあの女がイチャイチャしてるところ見ると、すげぇ嫌って言うか…」
俺はあまり整理できていない頭で説明した。
ヒラからは
ヒラ「ふぅーん」
と素っ気なく返ってきた。
ヒラ「で?キヨはどうしたいの?」
キヨ「え」
突然聞かれて、気の抜けた声を出してしまった。
ヒラ「キヨは、フジがその女のもののままでいいの?キヨの気持ちを知らないままでいいの?」
キヨ「よくねぇ!!!」
思わず大きめの声を出してしまった。
集まる視線に笑って頭を下げると、いつものことかと、全員が視線を元に戻した。
さっきよりも小さな声でヒラが
ヒラ「じゃあ、キヨはどうしたいの?」
と、同じ質問をしてきたので、俺は迷わず
キヨ「フジに気持ちを伝える、俺が辛くなるんなら、いっそ伝えて楽になった方がましだ!」
なれるもんなら両思いがいいけどな、
それは無駄な願いだから言わないでおいた
そんなこと考えているとヒラが、いつもの穏やかな声で
ヒラ「そっか、キヨらしいね」
ヒラ「キヨがそうしたいなら協力するよ、ね、こーすけ」
こーすけ「あぁ、俺も協力する」
キヨ「おまえらっ…!」
なんだよこいつら、めっちゃいい奴じゃん、
なんか目尻が熱くなってきた。
ヒラ「あれー?キヨ、泣いてる?」
こーすけ「あっ、ホントだー(·∀·)ニヤニヤ」
キヨ「…るせっ泣いてねぇよっ」
ヒラ「まぁっ、とりあえず作戦会議だ!」
こーすけ「おっけ、今日学校終わったらキヨん家な!」
キヨ「俺ん家かよ!w」
ヒラ「うひゃひゃひゃひゃひゃww」
こーすけ「あっ!てか、もう休み終わんぞ!1限目移動教室!」
キヨ、ヒラ「あ、やっべ」
そんなこんな(?)で俺は、フジに告白することを決意した。
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