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「っいた」
「すみません。あともう少しですから。」
消毒液がしみて、顔をしかめる。
何発殴られたんだろう。10発って、言ってたのに。その3〜4倍はされた気がする。
「はい!終わりました」
シップを上から貼られる。
また、しみる。
「血が出ているところがしみるかもしれませんか、アザを治すのが優先なので、すみませんが我慢してください」
「いや、大丈夫。ありがとう」
「いえいえ。じゃ、俺はこれで」
え、行くの?いや、そうか。用事終わったんだし。でも…
虎汰郎は自分の荷物を持つ。
「また明日。」
虎汰郎が背中を向ける。
おもわず俺は腕を掴んでいた。
「えっ」
「帰らないで」
この行動に自分自身も驚いた。
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