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あのあと、俺たちはお互い恥ずかしくなり寝ることにした。恥ずかしくてお互い背を向けて寝ている。
「間瀬さん、俺嬉しいです」
「ん。…虎汰郎。」
「はい?」
「その呼び方やめろ。」
「呼び方ですか?」
「ああ」
「じ、じゃあ。い、一夜……さん」
「さんもやめろ」
「それはさすがに無理です」
「じゃあキスさせろ」
「へ、またですか!?」
「減るもんじゃないからいいだろ。こっちみろ」
虎汰郎が恐る恐る振り返る。
俺はすかさずキスをする。
暗い中でも分かるぐらい虎汰郎は赤い。
…こいつ童貞か。かわいい。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
手を握ったまま眠りについた。
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