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家に入ってリビングに鞄を放り、冷蔵庫からお茶を出す。
「お茶いる?」
ソファに座っている虎汰郎に問いかける。
「虎汰郎?」
「……あ、何?」
「お茶」
「いる。」
さっきから話している時もワンテンポ遅れる。
緊張してんのかな。
虎汰郎は嘘付きにくいタイプだから。
俺も緊張してんだけど。
「ん。」
お茶の入ったコップを渡す。
「ありがと。」
自分に入れたお茶を少し飲み、虎汰郎の隣に座る。
テレビをつけてチャンネルをポチポチと変えて行くが時間が時間のため特にやっていない。
なのでチャンネルボタンを押すのをやめ、録画ボタンを押す。
なんとなく録画してあったコメディドラマを押して最初から見ることにする。
二人で無言で見る。
こういう時、恋愛ドラマとか流すと虎汰郎は可愛い反応閉めすんだろうなと思う。
そんなことを考えながら俺は寝転がり、虎汰郎に膝枕されている状態になる。
「クスッ」
上から笑い声が聞こえ、髪の毛を撫でられる。
そのまま指でクルクルされたりと髪を虎汰郎にいじられる。
なんだか心地が良くて目を瞑ってしまった。
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