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花と静稀
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「初めまして。光平とのお話し中に割り込んでしまいすみません。俺は朝陽と言います。こちらが理央です」
「あ、初めまして。朝倉です」
俺も一応営業スマイルで笑うと、金髪の男性とも目が合い、笑顔を向けられた。
「初めまして、理央です」
「……どうも…」
理央さんという人から、目を逸らして光平を見る。
何か見透かされている気がして、少しだけ鼓動が速くなるのを感じた。
「あ、静稀さん!理央さんが言ったこと嘘ですからね!俺は普通です!!」
「え?」
思い出したかのように光平さんが必死に言うので一瞬何のことかわからなかったが、さっき理央さんが言ったことを思い出した。
「そうだよ。光平はずっと可愛いままだよ」
「あ、朝陽さん!」
「お前ら見る目ないな。光平は格好いいだろ」
「望夢さんまで!は、恥ずかしいのでからかうのはやめてください!」
光平さんの反応を見て3人がそれぞれ笑う。
顔を真っ赤にしながら3人を見る光平は、なんとなく誰かに恋をしているのではないかと感じた。
光平さんが男でもいけるのならこの3人の中にいるのか、それとも別の人なのかはわからないけれど表情は恋する人の顔だ。
花のモデルが当てはまりすぎている。
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