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chapter Ⅲ
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NO side
「あー、あー、テステス....これ聞こえてる?
まあいいや。君達は今の自分の状況を理解
出来ているかな?」
唐突に始まった奇怪な放送。
巧妙な事にその声はボイスチェンジャーで
変えられており、放送の通り現状況、
犯人を確かめる術を持つものは居ない。
「君達には今からゲームに参加してもらう。
参加は自由だけど...自分の身は自分で
守らなきゃ、ね?」
こちらの事など知ったことではないとばかりに話を進め、挙げ句の果てにはゲームに参加しろと言う。質の悪い悪戯か。
否、それを笑い飛ばせる程の余裕はない。
どこか含みのある物言い。
余程の単細胞でもない限りはその意図に
気づく事だろう。
「ルールは簡単。投票するだけだよ....
死んでもいいと思う生徒会メンバーに、ね。
生徒会選挙の時みたいにさ」
先程まで消えることのなかったざわめきが、
一瞬にして消えた。
それだけ、言葉の意味を理解するのに時間がかかったからだ。
「あ、さっき参加は自由って言ったけど
参加しなかったり投票しなかったら即退場、
だからね?」
白昼堂々、血の気もよだつゲームが始まった
案ずるは己が身か、絶対なる生徒会か。
裏生徒会選挙。
投票者は、生徒達。
決めるのは、死ぬ順番位。
さぁ、醜い本性を曝け出せ....
NO side END
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