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あれから2ヶ月ほどたった。
吉野とは何も話さないまま過ぎた。
この1ヶ月で変わったことといえば、
俺がバイトを始めたくらい。
そう、バイトを始めたんだ。
家の近くのファミレスで。
「いらっしゃいませ、
二名様でしょうか?」
「あ、はい。」
間違えはたまにあるけど、
それなりに充実してた。
夜、9時くらいになると、
あまりくるお客さんはいなかった。
来るのはカップルや
40歳くらいの男の人とか。
カランッ
店のドアの開く音がした。
「いらっしゃいませ、1名様でしょうか。」
「は、い…」
来た客は下を向いてた。
身長は160後半くらいで高校生っぽい…
こんな時間にどうしたんだろう。
「お席はここで宜しいでしょうか?」
「はい。」
どっかで見たことあるな…この人。
でも知り合いでいたっけ。
こんな髪の毛赤い人。
「ご注文が決まりましたら…って、吉野!?」
「え?あ、西岡くんだ…」
顔を上げたそいつは、
間違いなく吉野だった。
「ちょ、俺後10分くらいであがるから待ってて!」
「え?あ、うん」
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