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俺、橘雪兎と黒木柊羽の出会い2
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そうして俺たちは付き合い始めた。
柊羽にとっては初めての恋人だったらしく、俺が手を繋ごうとしたり、キスをしようとしたときなんて毎回顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた。
本当にめちゃくちゃ可愛い!!!
天使!!!
ていうくらい本当に可愛い。
「橘せんぱい?」
って言ってきた時はもうね、まさかの先輩呼び!え、可愛い過ぎない??って独りでもがいてた。
俺にとっては初めての恋人じゃないけど……
柊羽にとっては初めての恋人だったから、その事は柊羽には内緒にしてた。
だってお互い初めての恋人同士の方がなんかイイよね、なんかわからないけど。
それで付き合って1週間くらい経った日柊羽からに初めてデートに誘われた。
だからそのデートの前日、寝た。
大学生の男の人と。
「ふぁ、っあ、う、ん、あはぅ…あふぁ」
「雪兎く、ん、フェラッ、上手くなったね」
「ほッ、んと?はぁ、ゆきっと、ぁあッ、じょうずに…なったッ、?」
なんで寝たか?
そんなの俺の自由だよね。
俺は好きなことして好きなように生きてくの。
誰になんと言われようがなんと蔑まれようが自分がイイならそれでいいの。
だから恋人がいようがいまいが俺は恋人以外ともセックスはするし、キスもする。
それは伊宮も理解してくれてるよ。
伊宮は俺のことよくわかってるからね!
だから俺も伊宮がなにしようがずっと伊宮と一緒にいる。
俺と伊宮の間には色々あるからね。
まぁ、それはまた別の話で。
俺と伊宮は出会ってまだちょっとしか経ってないけど、確実に言えることがある。
俺と伊宮は依存関係にあるということ。
互いに理解し合って互いに自分たちには全く見えない鎖でつながれている。
それは手綱なんてなくて、どちらが上なのかなんてない、どちらとも底辺の関係性だ。
伊宮もは何も言わないが、なんとなく察している。
それでも、安心して一緒にいられる。
それが伊宮と、俺の、関係性。
「なーに、考え事してるの?」
「へっ?ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!いッ、や、まって、あぁ、やら、はッ、だぇ、きゅぅ、に、いれちゃ、やぁッ」
「かんがッえごとしてた、雪兎ッくんが、だめ、なん、だよ??謝ろう、ね?」
急に大学生のお兄さんに男の象徴であるアレを挿れられてしまった、まだフェラしてる最中だったのに…。
この人のセックスは強引で、俺様で、わがままだ。
でも、
「それッ、がイイ、よねッ…」
「なんか、言ッた?」
「うう、ンッ、なんにッも♡」
「可愛いッね、けど、謝ろッ、ね?」
「ひぁぁッ!」
思いきり乳首をつねられ、いつもの俺じゃない甲高い声がでた。
「やらぁッ、あッ、ごめん、なさいッ!ごめんッなさ、いッ」
「いい子だッねッ、」
なんて言われ男の方が勝手にイッてしまった。
てか、ゴムつけてんのかよ……
ヤってる最中には気づかなかったけど生ですればいいのになぁ、なんて考えてたら
「今日の雪兎くん、なんかご機嫌だよね」
「え?そうですか?」
「うん、良い事でもあったのかな?」
「しいていうなら……」
明日のデート、かなっ?
「あはは、内緒です」
「えー、残念。また、誘ってね?」
「はーい♡」
「それじゃあね、」
なんて言われラブホからひと足先に出ていった。
「つまんないヤツ……」
独り残された俺は乾いた笑いを浮かべ呟いた。
俺は何をしてるんだろか、矛盾ばかりの俺自身。
こんな時は大抵、
「……もしもし?伊宮、俺だけど、今から会える…?うん、うん、わかった。ありがと。今から行くね、」
伊宮に電話をかける。
「雪兎、ひとついいか」
「いいよ、伊宮」
「黒木出てきてねぇじゃねえか!」
「てへぺろ☆」
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