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お散歩⑦*
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順路を進んで行くとイルカショーのブースに出た。
「あぁ、ちょうど始まる頃だな」
プールにはすでにイルカたちが悠々と泳いで開演まもなくというところで、ショーの座席は賑わっていた。
「休憩がてら座って観て行こうか」
「…っ」
悠斗は首を振った。
また花火のときのように嬲られるのが目に見えていた。
「座りたくないなら、立っていられないくらいイジめてやろうか?」
「~~~っ!」
九条先生には絶対に逆らえない。
悠斗は諦めて九条についていき、ショーの最後列の座席に座った。
「少し休んでいなさい。私は飲み物を買ってくる」
「…は、い…」
何かされるに違いないと気を張っていた悠斗は少し気が緩んだ。
全身に張り巡らされた玩具は振動していなかったが、それでも座るとやはり蕾のバイブが奥に押し込まれる。
「…ん…っ」
九条が隣にいなくなって、急に心細くなった。
一人でいると一層まわりの視線が気になり始めた。
当然観客たちはこれから始まるショーの舞台を向いているが、悠斗は自分が舞台に晒されているような気持ちになって身を縮めた。
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