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リクエスト14 媚薬 5
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「あっ、あっ、お、れ…」
「イッたな、翼の負けだ。鞭だな」
ニヤリ、と妖しく笑う火宮が、ズルッと後ろから玩具を引き抜いてくれる。
同時に前のリングも外され、堰き止められていた白濁がダラダラと溢れた。
「やだぁ…」
痛いことは、本当に嫌いなのに。
スルリとベッドを降りた火宮が、道具のあるクローゼットへ向かう。
「じんー」
追い縋るように、媚びるように、その背に呼び掛けた声は、サラリと軽く流された。
「ククッ、悪いのは誰だ」
ピシリと、持ち出した鞭を手のひらに打ち付けながら火宮が笑う。
「っ、俺、ですけど…」
媚薬が回っているくせに、なんでそんなに余裕そうなんだ。
性器はガチガチに硬くなっているけど、乱れる素振りがまったくない。
「クッ、ならばどんな仕置きをされても文句は言えまい?」
「っ…」
「それとも少しは期待も混ざっているか?」
「そんなわけないっ」
もうバカ火宮っ。
どこまでも意地悪でどSで手に負えない。
通常でもそうなのに、そんな相手に媚薬なんかを盛った俺がバカだった。
「ククッ、ほら、翼。仕置く場所を上げろ」
「っ…」
それはお尻か、どこかを、差し出せ、ということ?
「悪さをした翼は、どこに鞭を受けるんだ」
ククッ、と鳴らされる喉の音に、じんわり涙が浮かんだ。
「ん?」
薄く目を細めた火宮が、鞭の先を顎に添える。
「っ…」
「ここか?こっちか」
スルッと頬を撫でた鞭が、胸元に移動して、胸の突起をピンッと弾いた。
「あっ…」
「ここは痛いぞ。それともここか?」
性器を突いた鞭先が、するんと背中に移動してピシリとそこを打つ。
「あッ…」
「定番にここがいいか。それとも神経の集まるこっちはどうだ?」
お尻の膨らみを撫でた鞭が、スッと割れ目に添えられて、蕾をツンと意地悪くつついた。
「やだっ!そんなところっ…」
ぐにぐにと、鞭の先で蕾を押されて、俺は恐怖で泣き出す…ところが。
「なっ、あぁっ?」
何故か不快なだけではない感覚を拾ってしまい、驚きと焦りに目を見開いた。
「ククッ、どうした」
「あっ、あっ、やだっ」
嘘でしょ?気持ちいい、これ。
火宮の鞭の先が動く度、身体を突き抜けるのは痺れるような快感だ。
「クッ、いいのか?」
勃っている、と指摘された性器は、確かにしっかりと上を向いていた。
「なっ…」
「ククッ、空イキのみで敏感になっている身体だ。そこにこの鞭の味は…」
にぃっ、と悪い笑みを浮かべた火宮が、ピシリと1つ、尻を打った。
「あぁぁっ!」
痛い。
それは確かに、ピリッとするような痛みなのに、ぞわぞわっと湧き立つ快感はなんなのだ。
「ククッ、感じるだろう?」
愉しげに揺れる声と同時に、するりと戯れに肌を撫でる鞭先は、まるで繊細な愛撫のようで。たまらず俺は身悶えた。
「あっ、はっ、鞭、を、使う、って」
「ふっ、誰も苦痛を与えるとは言っていない」
「だ、って…」
鞭って打つ道具でしょう?
痛みを与えるためにある道具だよね?
「ククッ、痛い方がいいのか?」
それならそういう風にも打てる、と笑う火宮に、ブンブンと首を振る。
「クッ、1発くらいは、肌を切るような苦痛を味わってみるか?」
ヒュッ、と鞭を鳴らす火宮に、ゾッと青褪めた瞬間。
「なんてな。俺はおまえを害せない」
「っ…」
だから安心して身を任せろ、と伝わる火宮の言葉に、俺はくたっと身体から力を抜いた。
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