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嵐のメディアマイスター 7
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「雛瀬先輩、大丈夫ですか!?」
「え...ああ..うん..ちょっとビックリしただけ」
恭介もよく喋る人だと思っていたが茶々はそれ以上であった。
未だに整理ができずに硝子がプチ混乱を起こしている間にも恭介は、はぁあ、と息を吐いてしゃがみ込んだ。
「よかったぁ....また先輩が..泣かされたらと思ったら俺...」
そう呟く彼が追いかけて来てくれた事に気付き、
硝子はしゃがみ込んで恭介の頭に触れた。
「あ、ありがとう..いずみくん。俺は平気だよ」
「本当ですか?」
「..うん、大丈夫だよ..」
そう声をかけると恭介は顔を上げ、じとっとこちらを見てくる。
「じゃあちゅーしてください」
「....へ?」
「俺こう見えて嫉妬深いんです」
何故嫉妬するのかはわからなかったが、
折角追いかけて来てくれた彼のためにしてあげなければ
と思うのだが、とても恥ずかしい。
硝子は散々迷いながらも
おそるおそる彼の額に唇を近付け、ちゅ、と触れた。
こんなことして怒られないだろうか、と怖くなってすぐ離れる。
恭介は固まっていた。
「す..すみません..」
謝るが恭介はカタカタと震える手で自分の額に触れ、
そのまま床に両手をついた。
「で、でこちゅう..かわい..しぬ...」
彼は暫く鼻から血を滴らせていた。
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