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放課後時代 7
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「手伝ってほしいなぁ」
「ぐぐ...汚ねえぞ」
「えー汚いー?ひどいこというんだぁいずみん。
結構よく撮れてると思うんだけど」
「写真のことじゃねえ!」
茶々は写真をひらひらさせながらにやにや笑っている。
昨日会ったばかりなのにもう見抜かれてしまった上に
もう脅しの道具を用意しているとは、赤川茶々侮れない。
「...わかりましたよ」
恭介はため息と共に吐き捨てるように呟き、
渋々了解する事にした。
変な風に言いふらされて自分は困らないが、
硝子に迷惑がかかると嫌われてしまう可能性もあるかもしれないし。
「よっしゃ!話が早くて助かる」
「ッチ..悪徳業者」
「赤川センパイ」
「...あかがわせんぱい。写真は?」
「後払いになります」
「クソ..」
うまい具合に言いくるめられ恭介は面白くなかったのだが
机に戻ると硝子はまた作業に戻っていた。
縮こまって一生懸命何かを書いている姿が死ぬほど愛らしかったのでよしとすることにした。
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