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図書室の女神 6
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「やば、フォーク忘れた」
手掴み..いや先輩の手を汚すわけには..、と
恭介はぶつぶつ呟きながらも皿にケーキを乗せている。
「ふっふっふお困りのようだねお二方」
突然声が聞こえ顔を上げると、
窓から茶々が何故か格好つけて立っていた。
獲物とやらは仕留められたのだろうか。
「うわ..増えた..」
「人をワカメみたいにいうなー
せっかくこれを拝借してきてあげたのに」
茶々はそう言いながら
フォークを4本指の間に挟み厨二病なポーズをとった。
「欲しい?」
「ぐ...相変わらずの悪徳業者め」
「ウチもケーキ食べたいなぁ」
彼は窓枠に頬杖をつきながら歌うように言った。
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