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綾人は何度も優に言ったが、優は全く聞いてくれなかった。
仕方なく思い、一緒に居続けることにした。
綾人は前から少し興味を持っていたソフトテニス部に入部した。
そこで友達ができ、よく部活終わりに遊びに行ったりした。
「今日も食べに行かない?」
「いいね。」
「行く行く!」
3人のうちのリーダーみたいな存在の奴が発言をする。
それに続いて二人が返事をする。
いつもそのパターンだった。
「ペア決めどうなるかな。」
「確かに。大会まであと少しだからそろそろ言われてもおかしくないよな。」
「俺は先輩と組みたくないな。」
みんなそれぞれの発言をする。
人の話を聞かないで、自分の意見をいう奴らばかりだったが、綾人はそれでも三人といるのは楽しかったので満足していた。
「いいな。俺も出たい。」
「大丈夫!次の大会は出れる!」
「だよな、頑張るわ。」
三人の事は信頼していた。
みんなも互いに互いを信頼していたので、あまり他人に話せないことや、相談したいこともすべて相談していた。
「綾人、一緒に帰ろう。」
「悪い。部活があるから。明日帰ろう。」
部活に入ってしまったため、優と一緒にいる時間が少なくなった。帰るのも前より遅くなったので毎晩優に夜ご飯を作ってもらっている。
悪いとは思っていたが、友達といる時間が楽しかった綾人はそっちを優先してしまった。
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