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(知らない番号…?)
いつもかけてくる優の電話番号じゃなくて全く知らない電話番号が画面いっぱいに埋まっていた。
恐る恐る電話をかけてみると相手はすぐに出た。
『おい、お前小瀬 優か?』
「そうですけど…」
『俺は優の友達の小野だ。お前今何してる?』
「は?なんでそんなことお前に言わなきゃいけないんだよ。」
『お前知らないだろ。優が倒れたこと。』
綾人は急いで言われた病院に向かった。
倒れたのは四日前で今は大丈夫だと言う。
(さっきから体が熱い。こんな時に来ないでほしい。何とか病院まで…)
そう願ったものの、段々と脚の力が抜けていき座り込んでしまった。
何も持ってこなかったので、抑制剤はない。
「あれあれ?Ωじゃね?」
「まじか、ラッキーじゃん。でも、αの匂いするぞ?」
「ヒートきてるってことは番になってないって事だろ?」
(嘘だろ…こんな所でαが二人も…しかも、どっちもクソみたいなやつ…)
綾人は何とか逃げようとするが力が入らない。
手足を押さえられ、上手く抵抗が出来なかった。
「ゴム持ってる?」
「あー、持ってないわ。」
「生でいっか。孕んじまうけど。」
(嫌だ…やだ!誰か…!)
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