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最近は発情期も来なく、安心して生活していた。
「あー、ごめんね。俺、先輩のこと運命だなって感じたことないんだ。」
「で、でも俺は感じたんだ。宮地くんのこと運命だって。」
(優…?誰と喋ってるんだ?運命だって言ってることはΩ?)
綾人の予想は当たっていた。
相手は先輩で、首に項を噛まれないように綾人と同じような首輪を付けていた。
少し胸が苦しい。
「でも、俺は運命だって思ってる人がいるから。」
「それって小瀬 綾人?」
自分の名前が出て綾人はドキッとした。
「うん、そうだよ。だから、先輩とは番になれないかな。」
「そう…そっか。」
Ωの先輩は綾人がいることに気づいたのかわざと目の前を舌打ちしながら通っていった。
Ωのクセに堂々としていてあまり好かれていないと噂の先輩だった。確か名前は小宮 翔(こみや かける)。
「綾人!帰ろ?」
「うん。あの人誰?」
知ってるくせに何故か聞いた。
「んーとね、か、、ける先輩?」
はっきり名前を覚えてなかったらしい。
まぁ、優らしい。
「先輩なのにタメ語かよ。」
「まぁね。俺らしいでしょ?」
ドヤ顔をして言ってきた。
「まぁね。」
そう言ってスタスタ歩き始めた。
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